【実話】整体師の年収はどれくらい?地方でも年収1000万は可能?

副業転職

「整体師って、そんなに稼げるの?」その疑問に答えます。

「えっ、整体師ってそんなに稼げるんですか?」

これは実際に筆者が、整体師の年収について話をしたときに返ってくるリアクションです。

「感謝されて」「手に職があって」「好きな場所で働けて」…それだけではありません。
実は整体師という職業は、しっかりとした戦略と行動を重ねれば、年収1,000万円を超えることも夢ではない仕事なのです。

今回は、開業歴10年以上のベテラン整体師3名にインタビューし、リアルな収入や働き方について詳しく伺いました。

副業を考えている方、独立開業を目指している方、定年後のセカンドキャリアに悩む方にとって、具体的な年収や生活スタイルを知ることは大きなヒントになるはずです。

開業歴10年の整体師3人に聞いた「リアルな年収と暮らし方」

実際にどれくらい稼げるのか?
数字がすべてではありませんが、生活を成り立たせるには収入が不可欠です。

以下の3名の体験談を通して、整体師という職業の可能性を一緒に見ていきましょう。

埼玉県・Y氏(36歳):口コミだけで年収900万円!リノベ整体師の柔軟な働き方

埼玉県の中規模都市(人口約45万人)で開業しているY氏は、現在36歳。
整体一本で勝負しており、物販や講座販売などは一切行わず、シンプルなスタイルで経営しています。

驚くべきは、ホームページもSNSも一切使わず、集客は口コミだけというスタンス。

開業当初は、店舗を持たずに訪問整体でスタート。
知人に声をかけてレンタルスペースを借り、1日に複数人をまとめて施術するというユニークなスタイルで徐々にお客様を増やしました。

現在は、空き家を購入しリノベーションして店舗を構え、補助金も活用して初期費用を抑えたとのこと。

経費は極小。移動費・スペース使用料だけだった当時から、現在も高利益率を維持しています。

店舗を持った今では、施術効率が格段に上がり、売上も安定。年収はおよそ900万円

結婚しており、奥様も仕事をしているため、生活に余裕があり、「お金の不安から解放された」と語っています。

以前は雇われ整体師で、収入も不安定だったY氏。
しかし思い切って独立してからは、精神的にも経済的にも大きな変化があったそうです。

神奈川県・Z氏(42歳):お酒も人脈も武器に!自由を満喫する年収1,500万円目前の整体師

神奈川県の人口70万人の都市で、ひとり整体院を運営するZ氏(42歳)は、現在年収1,000万円を超え、1,500万円が見えてきたと語ります。

Z氏も開業前は雇われ整体師で、開業して最初のうちは集客に苦戦
睡眠時間を削ってチラシ配りや紹介依頼をした時期もあったとか。

しかし口コミでの評価が広まり、次第に予約が埋まるようになっていきました。

特筆すべきは、「飲み屋での会話がそのまま集客になる」という特技

Z氏は大のお酒好きで、夜の街で多くの人と交流し、ちょっとした施術をその場で行っては、後日予約に繋げるというスタイル。

まさに人生そのものが仕事につながる」働き方です。

整体一本で、物販や講座販売は一切せず、施術料のみでこれだけの収入を得ているのは驚き。

固定費も最小限で、自由気ままに暮らしており、「ストレスゼロで稼げる理想の仕事」と語ってくれました。

兵庫県・M氏(52歳):田舎でも稼げる!年収1,200万円を達成した地方整体師

兵庫県の人口7万人の地方都市で開業しているM氏は、元サラリーマン

52歳の今、整体歴は約10年。開業から一貫して地域密着型の施術を提供し続けています。

最初はチラシと地域のフリーペーパーに掲載して集客し、現在は完全に口コミのみ

年収は通常850万円、好調時は1,200万円。集客も施術もすべてひとりで行う、まさに職人タイプの経営スタイルです。

子育て時代には、学費や仕送りのために一時的に奨学金を借りたものの、3年で全額返済。

「サラリーマンを続けていたら、奨学金を返せるどころか、借金が増えていたかも」と語るM氏。

現在は子どもも独立し、年に3回は1週間ほど旅行に出かけるという、自由で豊かな生活を満喫しています。

整体師の“リアルな悩み”とは?3人に聞いた本音

どんな仕事にも華やかな面と地道な現実があります。
整体師も例外ではなく、実際に開業している3人に伺うと、それぞれが悩みや課題を抱えていました。

共通して聞かれたのは、「施術者本人が体調を崩すと休まざるを得ず、そのまま収入が止まってしまう」という不安。
特にインフルエンザやコロナ禍では、一定期間営業できず大きな痛手になった方もいたようです。

また、急なキャンセルや当日無断での来院取りやめも、精神的にこたえるとの声がありました。
こうしたケースが続くと、自信をなくしてしまうこともあるそうです。

さらに、天候や季節によって来院数に波が出ることも悩みの一つ。
特に雨の日や寒さの厳しい冬は予約が減りやすく、計画的な収支管理が必要になります。

とはいえ、3人とも「悩みよりも喜びが上回るから続けられる」と口を揃えて話していました。

直接お客様から「楽になった」「ありがとう」と言われる日々は、整体師という仕事ならではのやりがいであり、他の職業にはない魅力だと実感しているそうです。

サラリーマンの平均年収と比較すると?

整体師の年収を知る上で、一般的なサラリーマンの収入と比較してみると、よりその価値が見えてきます。

令和5年の国税庁による「民間給与実態統計調査」によると、日本のサラリーマンの平均年収は約458万円。これは全年齢・全業種の平均であり、ボーナス込みの数字です。

年齢で見ると、40代後半の平均年収は500万~550万円程度が目安となっています。

一方、今回ご紹介した整体師たちは、年収850万~1,200万円超
場所や規模は違えど、すべて個人経営でこの金額を達成している点が注目すべきポイントです。

もちろん、整体師もいきなり高収入になるわけではなく、信頼と技術をコツコツ積み重ねた先にある結果です。しかし、努力が正当に報われる世界であることは間違いありません。

「整体師=低収入」というイメージを持っている人も多いですが、今やその常識は変わりつつあります。平均的なサラリーマンの年収を大きく上回ることも可能な、将来性のある職業として注目されつつあります。

整体師という仕事は「生き方の選択肢」になる

整体師という仕事は、単なる職業ではなく、「生き方の選択肢」にもなり得る働き方です。
今回ご紹介した3人の整体師に共通していたのは、「特別な才能はなかったけれど、真摯にお客様と向き合ってきた」という姿勢でした。

たとえ地方に住んでいても、都会のように情報発信をしていなくても、自分らしいスタイルでしっかりと稼ぎ、信頼を得ていました。

整体師の魅力は、年齢や性別を問わず始められる点にあります。
国家資格がなくても、技術を学び、信頼を積み重ねていくことで道が開ける職業です。

また、設備投資やテナント費用が比較的少なく済むため、初期費用を抑えての開業も可能です。

副業や転職だけでなく、定年後のセカンドキャリアとしても人気が高まっています。
地域に根ざし、人とのつながりを大切にしながら自立して生きる。そんな働き方が、整体師なら実現できます。

今後、AIや自動化が進んでも、「手のぬくもり」や「人との信頼関係」は代替されることはありません。だからこそ、整体師はこれからの時代にますます価値が高まる仕事だといえるのです。

まとめ:整体師の年収は努力次第で夢がある!

整体師という職業には、収入の上限が決まっていないという魅力があります。
雇われの身ではなく、自分自身で売上をコントロールできる分、努力次第で年収1,000万円超えも夢ではありません。

今回インタビューした3人はいずれも、自分らしいスタイルで成功している整体師たちです。
共通していたのは「まず行動すること」「諦めずに継続すること」。
SNSを活用する人もいれば、まったく使わず口コミだけで集客している人もいて、やり方に正解はありません。

それでも、「人の役に立ちたい」「自由な働き方をしたい」という気持ちが原動力となり、大きな成果につながっているのです。

今、もしあなたが「今の働き方にモヤモヤしている」「もっと自分らしく生きたい」と感じているなら、整体師という道は大きな可能性を秘めています。

経験がなくても、遅すぎることはありません。
少しずつ技術を学び、信頼を積み重ねれば、整体師として自立した人生を歩むことができます。

あなたも、自分の手で人生を切り開く整体師という道に、一歩踏み出してみませんか?

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました