アチューンメントってなに?レイキを始める前に知っておきたいこと
そもそも「アチューンメント」とは?
「アチューンメント」という言葉を初めて聞いたとき、少し難しそうに感じるかもしれません。
でも実は、とてもやさしい意味を持った言葉です。
アチューンメント(Attunement)は、日本語に訳すと「波長を合わせる」「調整する」というような意味になります。
例えるなら、ラジオのスイッチを入れるとしましょう。
FM放送なら最初76.0という周波数が表示されます。この周波数で何か放送があればスピーカーを通して音が聞こえます。何もなければ無音です。
ラジオでも周波数が合わなければ何も音が出ません。
人体も同じで、宇宙空間に存在するエネルギーと波長が会うことで、心は穏やかに、身体は健やかで生活する事ができます。
さらに、目に見えないエネルギーと周波数を合わせることで、3次元の世界でも体感を使ってエネルギー感じる事ができるようになります。
アチューンメントとは、レイキエネルギーとあなたの波長を合わせる作業のことを言います。
レイキとは宇宙の根元からくる愛と調和のエネルギーで、
アチューンメントは、そのエネルギーを意識的に使えるようにする「準備の時間」なのです。
レイキのエネルギー回路とはどういうもの?
私たちの身体には目に見えない“エネルギーの通り道”があると考えられています。
これは中国医学でいう「経絡」や、インドの「ナディ」といった概念に近いもので、レイキではこれを「回路」と呼ぶことがあります。
この回路がスムーズに流れているとき、私たちは心も体も安定し、直感や感覚も冴えてきます。
逆に、ストレスや過去のトラウマ、マイナス思考のクセなどによって身体は緊張します。
すると回路をスムーズにエネルギーが流れなくなります。
エネルギーの流れが滞ると、疲れやすくなったり、不安を感じやすくなったり不調を感じます。
アチューンメントでは、このエネルギーの回路をそっと開き、自然な流れを取り戻すサポートをしてくれます。

アチューンメントで開くエネルギー回路とは?
エネルギー回路はよく言われるチャクラをはじめ、全身の至る所にあります。
その中でもレイキヒーリングに必要な回路をレイキティーチャー(マスター)の手によってエネルギーを送り回路を開いていきます。
回路が開いたかどうかは、チェックすることは難しいのですが、テストをして確認する事はできます。キネシオロジーなどで使う筋反射テストを使ったり、実際にヒーリングをしてもらい体が緩むかチェックしたり、頭にあるエネルギー回路をチェックして反応があるか調べます。
経験が未熟なレイキティーチャーがアチューンメントを行うと回路が開かないという人もいますが、そんなことはなく、手順通りやればちゃんと開きますのでご安心ください。
特別な力は必要ない?誰でも受けられる理由
「アチューンメントって、特別な能力がある人しか受けられないんじゃないの?」
そんなふうに思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、安心してください。
レイキのアチューンメントは、誰でも受けることができます。年齢や経験、霊感の有無も一切関係ありません。
なぜなら、レイキのエネルギーはもともとすべての人の中に流れているものだからです。
ただ、それに気づいていないだけ。アチューンメントは、その眠っていたエネルギーと“再会”するようなものです。
だからこそ、アチューンメントは特別な力を「与えられる」ものではなく、「思い出す」ための時間。
すでにあるあなたの力が、やさしく目を覚ます瞬間なのです。
なぜアチューンメントが必要なのか?
アチューンメントで得られる3つの効果
アチューンメントを受けると、ただ「レイキを使えるようになる」だけではありません。
日常の中でもさまざまな変化や気づきを得られるようになります。ここでは、代表的な3つの効果をご紹介します。
1、エネルギーの流れがスムーズになる
アチューンメントを受けることで、体の中の滞っていたエネルギーが流れ始め、手のひらや体がポカポカと温かく感じることがあります。
2、 ヒーリングの力が高まる
自分自身にレイキを流すことで、心と体が自然と整い、リラックスしやすくなったり、感情が落ち着いてくることが多くあります。もちろん他者へのヒーリングでも効果が高くなります。
3、 直感や感覚が冴えてくる
エネルギーに敏感になると、普段は気づかないような感覚に気づけるようになり、判断力やインスピレーションが高まる方もいます。
これらの変化は、小さな波のようにじわじわと日常に広がっていくもの。
アチューンメントは、そのきっかけを与えてくれる大切なプロセスです。
ただ、多くの場合はアチューンメントを受けた直後は何が変わったのか、全くわかりません。
徐々に、気づけるようになります。
アチューンメントを受けるとどう変わる?
「アチューンメントを受けたら、どんなふうに変わるの?」
これはよくいただく質問のひとつです。
実際に受けた方たちの多くは、以下のような体感を口にする方もいます。
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手のひらが温かく感じるようになった
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他人のエネルギーに敏感になった
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自分の内面と向き合いやすくなった
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イライラや不安が減り、落ち着くようになった
しかしながら、これは個人差があり誰もがこのように体感するわけではありません。
こういう体験談はレイキヒーリングのホームページでも多く紹介されていますが、ほとんどの場合はアチューンメントを受けたからと言って、先ほどまでの自分と何も変わらないのが現状です。
神秘体験を期待すると肩透かしを喰らったような感じがするでしょう!
過度な期待はしないようにしましょう。
アチューンメントを受けた後にレイキティーチャー(マスター)が「何か感じることはありましたか?」と質問するスクールもありますが、こう聞かれると何か神秘的な体験をしたと言わなければいけないと思ってしまうものです。
聞かれても、分からない場合は正直に「何も感じませんでした」と伝えましょう。
それが普通です。
劇的なことが起こらなくても、それはまったく問題ありません。
エネルギーの変化は、時にとても静かに、でも確実にあなたの内側で進んでいます。
アチュンメントを受けてその後の自己ヒーリングの期間や他者へのヒーリングを繰り返すことで、どんどん感覚は研ぎ澄まされてレイキエネルギーを自分自身の中に感じる時がきます。
アチューンメントを受けて何も感じなくても慌てないようにしましょう。
自分自身を大切にする意識が芽生え、日々の過ごし方にやさしさが加わる。
そんな変化が、アチューンメントを受けた後に起こってくるのです。
レイキヒーラーになる第一歩
アチューンメントを受けることは、「レイキヒーラーとしての第一歩」です。
とはいえ、“ヒーラー”という言葉に特別なプレッシャーを感じる必要はありません。
レイキヒーラーとは、自分自身や大切な人の心と体をいたわり、癒すことができる人。
資格や肩書きではなく、「やさしい手」を持った存在です。
たとえば――
不安を感じたときに自分の胸にレイキを流す、
眠る前に心を落ち着けるためにレイキを使う…。
そんなふうに、レイキは日常にやさしく溶け込みます。
アチューンメントは、その日常の中に「癒しの力」が加わるスタートラインなのです。
アチューンメントで起こる変化と向き合い方
アチューンメント後の好転反応とは?
アチューンメントを受けたあと、一時的に体や心にさまざまな変化を感じることがごく稀にあります。
それは「好転反応(こうてんはんのう)」と呼ばれ、浄化のプロセスの一部です。
多くの人は経験することなく過ごせます。
好転反応が出るのはごく一部の人です。
アチューンメントを受けると好転反応が出ると思い込まないように注意しましょう。
よく聞かれる好転反応は以下の通りです。
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眠気やだるさが続く
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感情の起伏が大きくなる
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過去の出来事を思い出す
これは、体や心にたまっていた不要なエネルギーが流れ出し、新しいエネルギーが入る準備が整っていくサイン。
まるで大掃除のように、一度“かき混ぜる”ような現象が起こるのです。
過去の出来事を思い出して辛くなるという人もいますが、過去の自分では対処できなかったことでも、今の自分なら対処できる事がほとんどです。
過去のことを思い出したら、こんな事で悩んでたんだな。
よく頑張ってたんだなぁ!私って偉いね!と思いましょう。
すると、ふわっと心が軽くなります。
そして、無理に元気になろうとせず、「今はそういう時期なんだ」とやさしく受けとめることで、自然と落ち着いていきますよ。
日常にどう活かす?エネルギーとともに暮らすヒント
アチューンメントを受けたからといって、特別な儀式を行う必要はありません。
ただ、最初の21日間だけは自己ヒーリングを基本12ポジションにこだわらず行う方が良いでしょう。
時間に余裕がある人は、レイキセミナーで学ぶ呼吸法や発霊法を併せてやってみましょう。
その後は、小さな習慣を意識して日々の生活の中でレイキを活用してください。
たとえばこんな風に:
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朝起きたら自分の胸に手を当ててレイキを流す
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疲れたときに、手のひらでおなかを温めるように当ててみる
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寝る前に「今日もありがとう」と感謝の気持ちをこめて手を当てる
レイキのエネルギーは、あなたが意識を向けた瞬間に流れ始めます。
だから、特別な時間をつくるというよりは、「今ここ」の瞬間を感じながら過ごすことが大切です。

レイキを流すとびきり簡単な方法をお伝えします!
やり方は、簡単です。
「レイキよ集まれ」と心の中唱えます。
するとレイキエネルギーがあなたの周り、あなたの両手に集まります。
その後、「身体中にレイキよ流れて」というと全身にレイキが流れ巡ります。
ゆったりと呼吸しながらレイキが流れるのを楽しみましょう。
十分味わったら、「ありがとう」と言って終了してください。
心と体の声を聞く時間をつくる
アチューンメントを受けると、これまで見過ごしていた自分自身の内なる声に気づきやすくなります。
心のざわつきや、体のこわばり、小さな違和感――それらはすべて、あなたからの大切なメッセージです。
現代は、忙しさの中で「感じること」を置き去りにしがちです。
けれど、レイキとともに過ごす時間は、自分自身に戻る大切なチャンス。
1日5分でもいいので、静かに座って深呼吸しながら、心と体にそっと問いかけてみてください。
「今、どう感じている?」
「どこが疲れてるかな?」
そして、疲れている所、ストレスを感じると意識が向く体の部位にレイキの光をそっと送ってみましょう。
すると、不調を感じる箇所がふっと軽くなります。
アチューンメントは、そんな“自分との対話”の扉を開くきっかけでもあるのです。
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